金沢中央走ろう会/走快あらかると

現在最長老
山崎 貢 さん
いつも穏やかな笑顔が素敵です
【プロフィール】
生年:1930年
走暦:
入会1994年11月

健康・体力づくり講座
2014/10 山崎 貢
 金沢中央走ろう会に入会して今年で20年になる。入会した動機は仕事がら運動不足でもあったが、健康診断で糖尿病の予備軍(境界域)と診断されたのが動機だった。
 このほど久しく途絶えていた「健康体力づくり講座」が再開された。今までに24〜25回の講座を受講している。入会して最初に受講した講座は『北米大陸4700kmを走破して』(1995年2月:第37回)海宝道義氏の講演だった。走り始めてすぐ(前年の11月末に入会)だったので強烈な印象を受けた。最初のフルマラソンを走られてから10年足らずの間に、サロマ湖100kmウルトラマラソン、スバルタスロン(246km―36時間)、東海道53次遠足(506km―6日間)、広島〜長崎ピースラン(430km―3日間)、さくら道ウルトラマラソン(260km―48時間)、トランス・アメリカ(ロスアンゼルス〜ニューヨーク4720km―64日間)。トランス・アメリカでは、気温が40〜50℃の砂漠地帯を抜ける3週間で30足のシューズを、トータルで47足を履きつぶしたそうだ。壇上で淡々と語られる海宝氏のどこに、そんな超人的なパワーがひそんでいるのか、人間力の不可思議を思った。
 数多い講座のなかで、身につまされ、強く印象に残っているのは「貯金と貯筋」の講演だ。第52回は講師に福永哲夫氏(早稲田大学人間科学部スポーツ科学科教授)を招いての講演だった。
 内容を要約すると、お腹に皮下脂肪がたまることによって、全体の体脂肪率が大きくなる。膝を伸ばす筋肉が萎縮する。その結果、歩幅が狭くなり、歩いたり、走ったりするパワーがなくなる。日常生活をより高いレベルでできるかどうかの能力は、ひと言で言うと太ももの前の筋肉が一番問題。転倒の原因は筋力低下。足の筋肉が萎縮して筋力が落ち、歩幅がとれなくなりチョコチョコ歩きになる。それでつまずきやすくなって転倒して骨折、寝たきりになる。これが今、社会現象として非常に多い問題になっている。
 最後に、福永先生の作詞による替え歌が紹介された。「線路は続くよどこまでも」のメロディで、皆で楽しく歌った。
○貯筋のテーマ
 みんなでのばそう 健康寿命
 使えばなくなる お金の貯金
 使ってためよう 筋肉貯筋
 老後に備えて 貯金と貯筋

【写真】健康ランニング大会。
【写真】金沢百万石行列・金沢マラソンPR隊
機関誌『走快』28号掲載

記事=2016/10
走快あらかると

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