【剱岳の記録】|2004年8月剱岳|2014年7月(早月尾根)|2023年10月(中山)| | |
■2004年8月 剱岳(2,998m)つるぎだけ | 編集長の登山写真集 |
|はじめに|写真集|コース資料| |
▲かねてから登りたかった岩の殿堂:剱岳。やっと登ってきました。 | |
@立山駅〜室堂 8月28日(土)。6:00金沢を出発。7:40頃、富山地方鉄道:立山駅に着きました。この日は、立山登山マラニックがあったのです。駅手前あたりから、ランナーの姿が見え始め、この大会に気づきました。ケーブルカーから高原バスに乗り換えて室堂へ。車窓から高度をあげていくランナーの様子やエイドの準備などを観察。私も興味をもつこの大会です。金沢中央走ろう会の中でもエントリーの話題が出ていましたので、誰か参加しているかも。バスの中から声援を送りました。 途中、大日岳・奥大日岳を近くに望みます。ここも登ってみたい山、その山容を楽しみました。 A室堂〜別山乗越〜剣山荘 立山の雄大な視界のなかで高地トレーニング。強い日差しの中、登り下りが続きます。それでも劔岳はガスに隠れてなかなか姿を見せてくれません。剣山荘ではお風呂に入りました。 B剣山荘〜前剣〜劔岳〜剣山荘〜別山乗越〜室堂 29日(日)。今日の行程は結構きつそうです。8:50に劔岳頂上着。岩の殿堂を楽しみました。頂上部は朝からガスの中で、カメラの出番も中々ありません。その分、ビデオ撮影をしました。この写真は、帰路:剣山荘〜別山乗越の途中でつかの間に頂上部が現れた時のものです。室堂15:30発の高原バスで下山。 |
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▲写真集 | |
夏の劔岳【写真拡大】 |
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朝からなかなか姿を見せてくれなかった頂上部。剣山荘から別山乗越に戻る途中でわずかの間、雲が流れてくれました。ここから高度をあげる別山乗越まで、また別山乗越でも30分近く粘りましたが雲がかかったままで撮影チャンスはありませんでした。何とか様になった1枚です。 写真の左下に見えるのが剣山荘。ここから頂上への登山路の険しさが良く見える。 |
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▲これから向う劔岳がみえます 9:30頃。室堂バースターミナルに到着。 立山連峰に抱かれたパノラマを久々に楽しみます。夏休み最後の土曜日、かなり混んでいますが、雷鳥平へ進んでいくと、静かになってきます。目指す劔岳の頂上部はガスに隠れています。 |
▲別山乗越へ向う みくりが池を過ぎた地点で、これから登る別山乗越を見上げます。右下の建物が雷鳥荘。左下の白っぽいのは地獄谷。このあたりからかなり上まで硫黄の臭いが漂っている。 雷鳥沢と尾根伝いの登山路が白く見えます。 半身を覗かせている劔岳も、ここから先は、別山乗越まで姿を隠します。 |
▲室堂・雷鳥平を望む 雷鳥平〜別山乗越は上り坂が続く。途中、高度を稼いだところで、来た道を振り返る。 左下が称名川の源流。ここに木製の掛け橋がかかっています。渡ったところで水補給しました。 室堂からこの橋までは石畳と階段で整備されている。硬く、重たい登山靴には結構負担がかかる。木道や石畳の整備された道は本当にイヤだ。帰路は、登り。疲れもあってか、なおさらウンザリでした。 |
▲別山乗越から劔岳を望む 12:10、別山乗越に到着。ここは2760mで今日の最高地点でもある。 劔岳頂上部は常に雲に見え隠れして、全容を見せない。五竜岳の方向の遠望も昼間の光線ではくっきり見えない。 ここからは、剣山荘へ下るだけ。のんびり過ごそう。ここ数回の登山は、ハイピッチのものが続いていました。カメラを置いて雲上の時間を楽しみたい。昨日の睡眠不足の解消で40分くらい昼寝をしました。 |
▲剣山荘 14:20、剣山荘に到着。こんなに早く山小屋に着いてどうするの? まずは生ビールで乾杯。その後、風呂に入って汗を流しました。今夜の客は120人位か。 一部屋16人のところに13人。布団も一畳分ゆったり寝るスペースを確保できました。 テレビでオリンピックのバスケットを観戦。同年代の客が多いのが印象に残りました。 |
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▲雨上がりのなか、劔岳へ向かう。 29日(日)。朝から少し雨模様でした。 5:30頃、剣山荘を出発。タイミングよく、雨が上がり始めた頃の出発です。 一服剣から前剣に向う。ガスの晴れ間、前剣岳の奥に劔岳頂上が見える。 |
▲前劔岳頂上 一服剣、前剣と、岩の殿堂といわれるコースを進みます。頂上部はずっとガスの中。雲は流れていくのですが、姿を見せてくれません。前剣から頂上を撮りたかったのですが、雲の中にわずかに影を見せるだけです。途中の難所やクサリ場は、待ち時間が必要で、ペースはゆっくりです。 |
▲劔岳頂上 8:45頃、劔岳頂上に到着しました。頂上の祠には、表示板が新旧3枚が置いてあります。一番新しいものを手にしての記念撮影です。3枚並べたものも撮影しておきました。 先日設置された、三角点も撮影しました。標高を測定しなおすとのことです。 眺望がきかないので、軽食の後下山します。途中、前劔岳の手前で、雷鳥の親子が姿を現しました。今日は雷鳥が姿をあらわすような天気なのです。ビデオで撮影しておきました。 |
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▲雲わく奥大日岳 別山乗越〜雷鳥平の下山途中。雲の湧き出しと風に流れる様が面白い。撮影ポイントを探して登山道を得意の急降下。それでも場所決めした時には雲が全体にかかってしまいました。10分ちかく粘って数枚撮影。 |
▲称名川源流から立山を望む 14:20、雷鳥平の手前まで戻ってきました。称名川で喉を潤し、一服です。 ここから室堂まで、石畳に整備された私の苦手な道が続きます。 |
●室堂〜立山駅 室堂に着くと、すぐバス待ちの行列に並びます。15:30発の高原バスに乗れました。美女平でのケーブルカー乗り換えには、40分ちかく待たされました。日曜日でかなり混んでいるのです。 立山駅を17:30頃出発。金沢着(帰宅)は、19:30頃でした。 |
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▲コース資料 | |
(地図・コース高低図)=略= | |
剱岳の標高測量関連ニュース | |
■なるか夢の3000m峰入り 地理院、剱岳を厳密測量へ 「なるか3000メートル峰への仲間入り」−。岩場が連続する峻険(しゅんけん)な地形で知られる北アルプスの剱岳(2998メートル)が1907年の初測量から間もなく100年となるのを記念し、国土地理院北陸地方測量部(富山市)は8月末、衛星利用測位システム(GPS)を使って劔岳の厳密な測量を行う。 劔岳の標高は3003メートルとされた時期があり、登山者が使う簡易GPSで測ると3000メートル以上となる場合もあるという。同測量部は「年内には結論を出したい」としており、地元では「大台」への期待が高まっている。 =2004年8月7日(土):共同通信社= |
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編集長コメント: 私は、日本の3000m超峰を全座登っています。剱岳が、これに続きます。厳密測量の結果が早く知りたいものです。 【追記】国土地理院 (2004年10月28日).=剱岳の標高は、2999m。 【WEB】https://www.gsi.go.jp/common/000023034.pdf ※このページでは、発表前の登山なので、2998メートルと表示しています。 |
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■立山登山マラニック 「マラニック」とは、マラソンとピクニックを合わせた造語。スタートは海抜0メートルの海岸。富山湾から立山:雄山頂上(標高3,003m)までの全長約65kmを12時間以内に駆け上がる。参加資格は20歳以上でフルマラソン4時間以内の完走実績と登山の両経験者。ウォーキングの部も設けられた。ゴール後は雷鳥荘で完走記念パーティーと宿泊。 ○マラニック65km:浜黒崎キャンプ場を4時スタート〜立山駅〜称名滝〜弥陀ヶ原〜室堂〜雄山山頂ゴール。制限時間は12時間。 ○ウォーク35km:立山駅エイドを6時スタート。高低差2500m。制限時間10時間。 ○右の写真は、今大会に参加された、金沢中央走ろう会の皆さんです。 |
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編集長の登山写真集| | |
編集長の部屋:ランニングの練習効果は山登りで編…2004/08… | |
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