走快:マラソン写真集=事始め=登山とカメラ(1970年代) 編集長の走り撮り写真集をお楽しみください。
登山と写真に熱中しました。 編集長のマラソン講座
掲載写真について 制作:2012/10・更新2023/06

1970年代=登山と写真に熱中登山写真(撮る人・撮らない人)撮影機材と作品制作

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編集長のマラソン講座=今回は、写真取材や作品制作のアドバイス編です
 初マラソンの記録にとフィルムカメラを持って42.195km走りました。この時、マラソンの楽しさに加えて、選手やボランティア・応援の人達の笑顔を撮影する面白さを体感しました。デジタルカメラを準備し、次の年からマラソン大会を撮影するようになります。その楽しさを伝えたいとWEBサイトを開設し、マラソン写真集を特集してきました。
 当WEBサイトは、金沢を拠点とした会の位置づけから、地元のランナーの皆さんと顔の見える身近な関係を大切にしたいと、石川県を中心とした大会を参加・取材しています。
 編集長という役柄を演じるためにも、マラソンを4時間前後で走れるよう練習にも工夫をしてきました。撮影チャンスを迅速に対応したいと撮影機材の更新も続けます。これはデジタルカメラのモデルチェンジが頻繁で、価格低下と性能向上からの選択です。また撮影枚数も多く、カメラが消耗品になっています。掲載写真の編集では、高速回線の普及で、画像サイズも大型化しています。写真集もスライドショー形式など、操作性の良いものを工夫しています。
 多くの方からの声援をいただきながら続けているうちに、10年が過ぎてしまいました。この間、情報発信する立場で、私が気をつけてきたことの何点かを紹介したいと企画したのが、『編集長のマラソン講座』です。今回は、撮影機材や技術(感性)について取り上げてみました。

1970年代=登山と写真に熱中
編集長の1970年代の趣味=登山と写真に熱中しました。
 就職し、小遣いを趣味にあてる余裕ができるように。通勤時間は読書タイム、長編歴史小説を沢山読みました。リラックスタイムは音楽鑑賞。クラシック・レコードを毎月1枚購入、オーディオ装置を順次整備していきます。スポーツはスキー。写真は、兄から借りていたハーフカメラから卒業、一眼レフカメラを購入。撮影は仕事関連とレジャーの記録。交換レンズも増やしていきます。
 1970年に入って登山が趣味の中心になります。読書は山岳小説や気象関連など。岳人・山と渓谷などの雑誌で登山技術に必要な情報を蓄積します。雑誌や写真集に掲載される山岳写真に啓発されてか、自らのカメラで撮ってみたいという気持ちに。北アルプス・南アルプス・八ヶ岳を中心に登ります。正月・5月・夏季の連休を使っての登山が中心ですが、仕事の合い間をぬって土日を挟んだ休暇では単独行も。
1970/10_初めての北アルプスは上高地〜長塀山〜蝶ケ岳。長塀山から槍穂高連峰を望む。
主な山行記録=3000m峰の全座踏破

登山写真(撮る人・撮らない人)
カメラを持つ人・持たない人
 編集長の楽しみの一つが山岳写真。20代の半ば、北アルプス槍・穂高連峰のパノラマを撮影してから熱が入るようになった。主に北アルプス・南アルプス・八ヶ岳を繰り返し楽しみ、3000m峰のほとんどを踏んだ。(2003年残りの2峰を踏む)
 登山技術と撮影技術は独学だ。山岳小説や山岳写真集を沢山読んだ。地形や気象の知識を深め、天気図の練習もした。
 カメラを3台。交換レンズ・三脚・フィルム20本。故障時に備え暗箱(布製)など。撮影機材だけで10kg。テント・寝袋や食事の道具を加えると25kを簡単に越してしまう。日頃の体力つくりも必要だ。
 フィルムはエクタクローム・コダクローム・白黒は超微粒子もの。カラー現像は東洋現像所へ。白黒は自ら現像し作品を仕上げる。凝りだすときりがなくなる。
 重い荷物を背負っての山行。朝夕は大自然のスペクタル・タイム。食事時間をずらして撮影。狙う山容には、雲の通過するのを待つ。ご苦労様を絵に描いたようだ。こうした撮影にいつのまにか適応している自分がいる。
 百名山で有名な深田久弥の本も愛読している。登山と写真撮影について記述しているものがある。このページを読むと、撮影スタイルは自分の姿そのもの。それをみごとに揶揄してくれている。※収録画像参照
 私は、少しも反論するつもりはない。久弥の気持ちもよく分かる。揶揄される自分を楽しむゆとりもできている。

撮影機材と作品制作
撮影機材=若い頃の登山に使用したフィルムカメラ=1970年代〜
ペンタックス_SP マミヤ_C220
登山に携行するカメラは3台
 カメラはできるだけ軽量な機種から選択する。35mmフィルム用はアサヒペンタックスSPを2台、中判フィルム用はマミヤC220を購入した。それぞれに、カラーネガ・カラーポジ(リバーサル)・白黒ネガのフィルムを割り当てる。
 カメラを3台。交換レンズ・三脚・フィルム20本。故障時に備え暗箱(布製)など。撮影機材だけで10kg。テント・寝袋や食事の道具を加えると25kを簡単に越してしまう。日頃の体力つくりも必要だ。
 フィルムはエクタクローム・コダクローム・白黒は超微粒子もの。カラー現像は東洋現像所へ。白黒は自ら現像し作品を仕上げる。凝りだすときりがなくなる。
自室を暗室にして作品を制作
 会社の独身寮は和室で、小さな流し付き。窓には雨戸があり、これを使えば暗室になった。機材をそろえたり、印画紙や薬品などの購入に写真材料の卸店と懇意になる。作品のパネルはべニア板を貼った木枠を使う。写真材料店で大型サイズを注文できる。
 全紙を上回るサイズの作品は、引き伸ばし機を壁に向け、印画紙を貼った製図版に投影する。ピント合わせは独りでできない。同僚に作業補助を頼み、フォーカススコープで画像の粒子がくっきりするようピントを合わせる。露光時間も長くなるので振動は禁物だ。薬液のバットは全紙用を使うが、現像液用バットは作品サイズに合わせ照明器具用のアクリルパネルを代用する。水洗いは浴室でおこなう。
作品制作を通して、撮影技術・感性を磨く。
 写真撮影の醍醐味は、シャッターチャンスをとらえ、構図を定め的確に切り取ること。その技術は、作品を鑑る目を養うことが不可欠だ。それを自らの作品制作の過程で習得していく。
 撮影したフィルムから、いろいろトリミングを工夫して構図の妙を試行しながら作品を仕上げます。なかなか納得のいく作品になりません。これはというものは、撮影時にシッカリと撮っているものです。こうした作業は撮影技術を磨く上で重要なプロセスと考えています。
写真クラブで撮影会を楽しむ。
 山岳写真を撮るようになって、会社の写真クラブに入会。モデル撮影や撮影旅行を楽しみます。クラブは全日本写真連盟に所属し、作品展に応募します。最初の応募作品がカラーフェアで入選し、銀座のフォトサロンで展示されました。仲間からはビギナーズラックだと冷やかされます。この写真は目の前で推移する風景のなかで、これはシャッターチャンスだと感じ、即座に構図を決めてシャッターを押したものです。作品制作では発色の調整などもアドバイスを受けながら仕上げました。
PENTAX_MZ-5=1995年購入
 20年近く愛用してきたSPに交代の時期がくる。時代の流れはオートフォーカスにズームレンズ、ストロボも内蔵。これ一台でほとんどのシーンを撮影できる。
 PENTAX_MZ-5=オートフォーカスフィルム一眼レフカメラ・ストロボ内臓・ズームレンズは28-80mm。
 デジタルカメラを購入する2004年まで活躍した。
フィルムスキャナーの導入
 フィルム作品からWEBサイトへの掲載は、画像のデジタル化が必要だ。プリントからはスキャナー、フィルムからはフィルムスキャナーの出番となる。

編集長の撮影テク
【写真の読み方】写真集をより楽しむために。
 スポーツや読書・映画・音楽・旅行。。。沢山の趣味にそれぞれの世界があります。
 若い頃読んだ本や、見た映画。同じ旅行先に行っても、年齢を重ねることで感じるものが違ってきていることに気付きます。経験の積み重ねで、読み方・楽しみ方が深くなっています。
 ここでは、写真を読み方について、考えてみましょう。
 ・経験を積む=付け加えて楽しむ質と量が蓄積される。
 ・読む=写真を見て分ることに、自分で考えたことを付け加える。
 ・みる=見る・観る・診る・看る・視る。観察・監察。鑑賞・観賞・感傷。
 ・見て分ったことを基に考える。
 ・経験から読む=経験を基に考える
 ・過去・未来を読む=その場面の過去や未来を考える
 ・見えないことを読む
 こうした読み方を深めることで、撮影や作品制作に自分流の視点や技術が磨かれてきます。これが写真に必要な感性と考えています。その人の人生の表現でもあります。

【フィルムカメラからデジタルカメラへ。写真との長い付き合いです。】
 現在の撮影スタイルの参考にと、撮影機材や作品制作の経歴をたどってみました。青年期〜壮年期とそれなりに熱中していたことが分ります。58歳からのマラソン挑戦【ホノルルマラソンの撮影ラン】で、思わぬ形で老後の趣味として再燃したようです。
【フィルムカメラ】 走快:マラソン写真集=事始め=登山とカメラ(1970年代)
【デジタルカメラ】 走快:マラソン写真集=2010〜2020年=金沢市民マラソン〜金沢マラソン

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