走快:マラソン写真集=2010〜2020年 編集長の走り撮り写真集をお楽しみください。
金沢市民マラソン〜金沢マラソン 編集長のマラソン講座
掲載写真について 制作:2012/10・更新2017/01

マラソン完走の達成感撮影機材の紹介=カメラマラソン大会の取材
作品の制作はモニタで観賞用、それをWEB掲載版に編集

このページの図  記事を読みやすくするため、写真やイラストを部分・簡略化して構成しています。.
・写真について  図上で左クリックすると、本来の写真や解説イラストをご覧になれます。

編集長のマラソン講座=今回は、写真取材や記念撮影のアドバイス編です
 初マラソンの記録にとフィルムカメラを持って42.195km走りました。この時、マラソンの楽しさに加えて、選手やボランティア・応援の人達の笑顔を撮影する面白さを体感しました。デジタルカメラを準備し、次の年からマラソン大会を撮影するようになります。その楽しさを伝えたいとWEBサイトを開設し、マラソン写真集を特集してきました。
 当WEBサイトは、金沢を拠点とした会の位置づけから、地元のランナーの皆さんと顔の見える身近な関係を大切にしたいと、石川県を中心とした大会を参加・取材しています。
 編集長という役柄を演じるためにも、マラソンを4時間前後で走れるよう練習にも工夫をしてきました。撮影チャンスを迅速に対応したいと撮影機材の更新も続けます。これはデジタルカメラのモデルチェンジが頻繁で、価格低下と性能向上からの選択です。また撮影枚数も多く、カメラが消耗品になっています。掲載写真の編集では、高速回線の普及で、画像サイズも大型化しています。写真集もスライドショー形式など、操作性の良いものを工夫しています。
 多くの方からの声援をいただきながら続けているうちに、10年が過ぎてしまいました。この間、情報発信する立場で、私が気をつけてきたことの何点かを紹介したいと企画したのが、『編集長のマラソン講座』です。今回は、撮影機材や技術(感性)について取り上げてみました。
金沢マラソン2017=犀川大橋=雨模様で一眼レフに防水ケースを装着しています

マラソン完走の達成感
マラソンの達成感は、42.195kmの完走から得られる。
42.195km=完走(フィニッシュ) 完走シャツとレイが誇らしい ヤッタネ。応援ボードで祝福。
撮影マラソンの原点は初マラソンのホノルルマラソン2003&2004です。

=取材マラソンを楽しむようになった原点は、初マラソンでカメラを持って走ったこと=
撮影マラソン(ランニング)を楽しむ。
@なぜ、マラソンを走るのか
 ゴルフの終盤、上り坂で息切れを感じたことから始めたジョギング。ホノルルマラソンに誘われ、ランニングの練習量を計画的に伸ばす。初挑戦で4時間52分。長距離を走れる身体になったことで、タイム向上を目指して効率的な走りを研究します。
  『人類は最高の長距離ランナー』。この言葉は、私のランニングに対して思考や実践するプロセスで、眼からウロコとなったものです。齢相応ながら、走りを極めようと思った原点です。
Aなぜ、カメラを持って走るのか
 シリーズで掲載してい大会写真集。初マラソンをホノルルマラソンに挑戦したことがキッカケです。走ることの楽しさだけでなく大会を支えるボランティアの笑顔、沿道の応援の多様さ。誰でも、大会そのものに身をおけば楽しめるエンターテイメントでした。あふれる笑顔は、私の求めていた被写体です。
〇参考【ホノルルマラソンの魅力=ホノルルマラソンWEB】より
・ホノルルマラソンは、時間制限がなく、7歳以上から参加可能。
・ホノルルマラソンは、1973年に、心臓病専門医の「心臓病のリハビリと予防のためには、LSD(長距離をゆっくり走る)でフルマラソンを走るのが良い」という考えに基づき始められた、いわば、「健康市民マラソン」の元祖ともいえる大会です。1973年の参加者はわずか162名でしたが、今では毎年約3万人、そのうち日本からは1万人を超える参加者が集います。

マラソン写真。最初はスーベニール、2回目からは記録・紹介が目的の取材ラン。
コースの変化を撮る
WEBサイト・編集長が撮影スタイルを変えた?
練習を撮る
登山写真も取材に変わった。
 フィルムカメラ時代は持参するフィルム本数に限りがあるので、目的を絞って撮影。デジタルカメラになって、撮影枚数の制限が外れた。登山口から頂上までメモ感覚で撮影。登山路の様子も記録に残せる。
【参考】フィルムカメラ時代の機材と作品制作(1970年代)
カメラを持たない金沢マラソンなんて・・ 
 2015年11月、第1回金沢マラソンが開催される。地元のメイン通りに1万人のランナーの流れができる。取材ランに心が躍る。撮影ポイントが走馬灯のように脳裏をよぎる。最多時間帯で撮影したい。練習にも気合が入る。
 それでもカメラ携帯で42kmを撮影するランナーは希少価値があるようだ。大会前に新聞社の取材をうけ、大きくとりあげられた。私の活動もなかなか手をゆるめられない。
【関連記事】金沢マラソン写真集が新聞などで紹介されました

撮影機材=カメラ
撮影機材の紹介=カメラ
撮影機材=一眼レフカメラ【2022年現在保有】 
ペンタックスK-3 / 18-135mm ニコン_D60 / 18-55mm ニコン D3400

ニコン_D5100 液晶モニターの角度調整

ソニー_NEX-3D 液晶モニターの角度調整 一眼レフカメラを持って走る

撮影機材=コンパクトカメラ【2022年現在保有】
 2004年、初めて購入したのが、リコー_Caplio-GX。ホノルルマラソンの撮影に使いました。撮影素子が大きめで、画素を欲張らないことから発色が綺麗です。広角範囲が大きく登山にも活躍、接写機能もシッカリしています。一眼レフカメラ導入までの主機として使用しました。
 2012年1月、ニコンの防水カメラAW100。2013年7月、22倍ズームのニコンCOOLPIX_S9500。これまでの小型カメラは単3形充電池のものを選んでいましたが。カメラの機能拡大や小型化で専用電池の機種に切り替え、交換電池を共有するため同系列のカメラを購入しています。2015年2月、30倍ズームのニコンCOOLPIX_S9700で望遠機能の拡充を図ります。
リコー_Caplio-GX コンパクトカメラ コンパクトカメラ

コンパクトカメラ コンパクトカメラ コンパクトカメラ

撮影機材=一眼レフカメラ導入まで、初期の小型カメラ【2004〜2007年】
 一眼レフカメラの導入までは、リコー_Caplio-GXを主機にし、軽量なコンパクトカメラを持って走ります。いずれも電源は、単三形充電池。複数台のカメラを同じ交換電池で使えます。
 この4台のコンパクトカメラは現在手元にない。故障したり、更新機の下取りとして手放したものです。
 2008年、一眼レフカメラの導入までは、これらの軽量カメラを利用していました。難点はズーム操作のスピード。電動なので移動時間がかかる。またピント合わせにも多少の時間がかかる。
 一眼レフカメラのズーム操作は手動なので瞬時に目的の範囲を捉えれる。フォーカスタイムも短いのでシャッターチャンスを逃がしません。撮影が楽しくなりカメラの重さは気にならない。
【関連記事】カメラを携帯=撮影マラソンの原点はホノルルマラソン

写真の編集はパソコン作業
 フィルムカメラからデジタルカメラに移行し、写真の編集環境が様変わりします。
 フィルムカメラ時代は、自ら写真の作品制作をしたい場合は暗室が必要でした。部屋には引き伸ばし機をセットし、現像処理などで水設備も必要、温度管理も大切な条件です。
 デジタルカメラでの写真編集はパソコンで行います。日頃使用しているパソコンに画像編集ソフトを組み込めば、場所を選ばず作業ができるのです。

【関連記事】フィルムカメラ時代の作品制作
マラソン写真集=事始め=登山とカメラ(1970年代)

金沢マラソン・写真集の記事より
スライドショー版写真集をお楽しみください。
 シリーズで紹介している『金沢マラソン大会』の写真集。毎回、約1000枚も撮影します。WEB掲載では、主要写真をスライドショー形式で楽しめるよう編集します。
編集長のマラソン写真集 写真集はHD版(1920×1080ピクセル)を制作します。ハイビジョン画面サイズで、これを大画面のテレビで鑑賞。細部もくっきり、迫力も出て結構楽しめます。同時にPC版(1280×720ピクセル)を制作します。
 次に、PC版を縮小しWEB版(720×405ピクセル)に仕上げます。小さなサイズになりますが、雰囲気は伝わると思います。お楽しみください。
【関連記事】撮影マラソンのテーマは笑顔です金沢マラソン写真集が新聞などで紹介されました
制作し、ストックしているマラソン大会や登山の写真は夫々作品集として楽しみます。
 ○大型画面で楽しむ=大型テレビ・パソコンモニター=音楽を聴きながらスライドショーで
 ○配布用作品集の制作=CD/DVDに焼き付けて、取材先や知人に配布
 ○展示会に作品応募=公民館の文化祭など
 ○葉書印刷=年賀状など近況報告にも利用します。
 ○WEB掲載用に編集=編集長のマラソン写真集=パソコン作業で脳活です。
○作品集=DVD焼き付け
○展示会用に作品制作
○葉書印刷
作品集=大画面で楽しむ 作品集=WEB掲載 作品集=配布・印刷など

ミラーレス一眼カメラの登場です。=2012年11月、金沢市民マラソンの撮影=
 撮影には最低3台のカメラを準備します。主カメラはデジタル一眼レフカメラ、予備のコンパクトカメラは普通型と防水型の2台です。故障対策もありますが、天候の悪化に対する備えも大切です。小降りの雨には一眼レフカメラの防水ケースの自作で用意し、便利に使っています。大雨には、防水カメラだけで対応します。
 今回は、主カメラとしてミラーレス一眼を加え、2台を首にかけての撮影です。防水型コンパクトカメラを予備としてウェストポーチに入れます。
 いつもは、大型テレビ画面で鑑賞する作品(1920×1080)を設定しているので、画像サイズは横幅3000ピクセル程度・ノーマル画質で撮影しています。画質的にはコンパクトカメラでも充分に対応できるのですが、移動しながらのスポーツ写真では操作性が最重要です。操作性は一眼レフが一番です。欠点は重いこと。
 今回、大会事務局の画像利用はプレゼンテーション用(パワーポイント)とのことでした。これだけなら、いつも制作している作品で充分対応できます。印刷利用には撮影画素数を上げて対応することになります。予備機のコンパクトカメラの受像素子は小さいので、これに代わる高性能の軽量カメラとして、秋からミラーレス一眼を準備しました。ミラーレスの撮影素子は一眼レフと同サイズですが、画像の総画素数が大きくなっているのは、購入時期によるものです。コンパクトカメラの画像素子は、一眼レフに比べ遥かに小さいのですが、画像の総画素数は一眼レフなみの大きさです。かなり無理をした設計と考えています。
 ランナーの列を撮影するとき、脚立を使って撮影位置を高くとることで、奥行き感のでる構図を撮影できます。移動しながらでは、脚立は使えないので、カメラを頭上に持ち上げて見当をつけて撮影しています。ミラーレスでは撮影画像面を傾斜させることができるので、構図を決めながら撮影できます。低い位置からの撮影も同様です。なんといっても、電動ズームが手動ズームになること。構図の決定が迅速です。
 参考までに、一眼レフカメラの重さは870g、ミラーレスは530g、防水型コンパクトは200g。リュックにはカメラの防水装置や緩衝材、雨具や携帯傘、飲み物・軽食・着替え等を入れています。MTB(自転車)で移動し、時にランナーと並走します。試してみませんか。
カメラアングルを多様にとれる、バリアングル・モニター搭載機
 撮影確認に使う液晶モニター。コンパクト機ではこの画面をみながら撮影する。一眼レフカメラに、モニター画面の角度を変化させ映像を観ながら撮影できる機種が登場した。脚立を使えない場所で、カメラを頭上に持ち上げ方向を決めてランナーの列を撮影する。感を便りの撮影。慣れもあって失敗は少ないが、構図を確認しながら撮れるのはありがたい。一眼レフカメラの予備機として、望遠レンズと組み合わせて購入した。
=この機種の機能=
 「LV」レバーを引くと、ミラーアップしてライブビュー撮影が行える。ライブビュー撮影での便利な機能が、バリアングル液晶を開いて撮影するもの。頭上や腰より下など、カメラアングルを多様にとれる。横に移動できない場所からも使える。
 ライブビュー時のオートフォーカス(AF)はコントラスト方式となり、光学ファインダーでの通常撮影時ほどのAF速度にないことに留意。

撮影機材=脚立=スタート時やランナーの列を撮影する時の必需品
撮影用MTBと脚立を車に積み込み会場入り 撮影ポイントに脚立を用意し、ランナーを待つ
【コース内の自転車乗り入れについて】
 マラソン大会でコース内に車や自転車など乗り物を入れることは出来ません。一般には先導車・医療車両などが配置されます。私は、コース監察・記録写真担当の競技役員としてMTB(自転車)を利用します。スタート時の混雑する中ではMTBは使えません。ランナーの列が細くなる所に事前にMTBを配置し、そこまではランニングで対応します。当初は、大会事務局で準備されたママチャリを使用しましたが、動きの悪さから、大会専用にMTBを購入しました。

マラソン大会の取材
マラソン大会の取材
マラソンに挑戦する会2014
金沢市民マラソンの取材=かなざわ市民マラソン2012かなざわ市民マラソン2011
能登島ロードレースの取材=能登島ロードレース2017
【WEBサイトの運営が原動力=2012/12】
 私のマラソン挑戦は2003年末のホノルルマラソンに始まる。この大会で、大会参加の楽しさと走ることによる心身のリフレッシュ感(爽快→走快→創快)を手にした。金沢中央走ろう会に入会し、WEBサイト『走快』の開設と運営を担当し、写真集を軸に会の活動と大会の様子を紹介してきた。
 私がこのマラソン講座の企画を思い至ったのは、2つの理由がある。
 私が58歳から挑戦したマラソン人生は10年余になる。マラソン25回、カメラを持って走りながらの大会取材やランニング記事のWEB編集を今も続けている。そのためには日頃の練習も大切だ。人間の持つ体の仕組みから、ランニングという基本動作に目を向けながら、自分の身体を使ってスキルを学ぶ楽しさを見つけた。これは速さを競うのと違がって、年齢に関係ない。そうなってくると、『たかがランニング、されどランニング』という境地に格上げされる。これをマラソン講座のテーマにしたい。
 このマラソン人生におけるキーマンは、金沢中央走ろう会の代表:天野さん。私のランニングの琴線を鳴らした人といってもよい。天野さんと行動をともにした日々は、2000年に始まる。最初に指導いただいたジョギング教室。2回のホノルルマラソン旅行では同室で、生活をともにした。例会・健康講座・大会行事の指導ぶり。健康体力つくり講座・ホノルルマラソン特集・会員のランニングライフを軸に30年近く発行を継続している会報『走快』の充実した内容に驚く。自分がランニングを楽しむための資料が満載だった。
 WEBサイトは会報の電子版。開設にあたっては、資料提供をお願いし、制作したページを監修していただく。そして運用を任せていただいた。天野さんの晩年にあたる十数年を共にした活動からは、背中から学ぶことが多く、ランニングを愛し貫徹する姿が印象に残る。ランニングをテーマにWEB編集長として役割を演じているなかで、私のなかにもランニングに対する思い入れが膨らんできている。この継承を形にしておきたい。マラソン講座企画の原点だ。

マラソンに挑戦する会の取材
『マラソンに挑戦する会2014』の取材とWEBページ制作。
 WEBサイトの開設(2004年4月)以来、編集長は、皆さんと一緒に走りながら写真取材をしてきました。
 皆さんから元気な編集長と見られていますが、今年古希を迎えました。2010年から練習量も激減し、疲れを残さないように心掛けています。ランニングの減った分、ゴルフや登山に切り替えています。撮影もMTB(自転車)を利用するようになりました。
【MTBを利用した撮影が増えています】
 スピードの要求される最初の10kmの区間の撮影はMTBで並走しながら撮影し、その後コンパクトカメラに持ち替えてランニングしながら撮影するパターンを取り入れましたが、MTBでの距離が増えてきているようです。
 前週(9月14日)のCYOR大会は、若宮大橋を発着点とし、同じコースを使った大会です。30km・20kmが8時30分にスタートします。この取材は、上流側の往復4kmをMTBで並走して撮影。下流側をコンパクトカメラをもってラン。1時間後の10kmの部のスタートに合わせて会場に戻り、上流側をMTBで追いかけて撮影。下流側はランニング。この日はランを20km、MTBが8kmでした。当初は24kmランを予定していましたが、下流折り返しの監察をしているOさんがお腹の調子が悪いから交代してくれとの依頼。示野公園のトイレに列ができていたとかで、20分以上の旗振り応援となりました。これは3〜4km走れる時間です。以前は30km走の後、12kmの追加走で、マラソン練習の仕上げに利用していた大会です。今回の調子をみると、マラソンに挑戦する会の準備としてはマズマズの仕上がりです。
 今回も、MTBを利用し、途中から走りながらの撮影も準備します。コースを1周(10km)した時点で、大会役員の専任に絞り、MTBで並走しながらの撮影に切り替えました。会場の気温が30℃になっていたこと、Fさんのマラソン100回記念のフィニッシュの撮影もあったことなどなどから、セーブしました。撮影枚数は651枚です。
【撮影機材の準備がタイヘンだ】
 準備するカメラは一眼レフカメラが2台(標準ズームと望遠ズーム)。ミラーレス一眼が1台。コンパクトカメラが2台(防水型と望遠型)。
 前半のMTB使用やランニングでの撮影で使用するのは、標準ズーム付の一眼レフカメラ。故障対応や望遠が使いたい時のため、コンパクトカメラをウェストポーチに入れておきます。後半のランニング撮影時は、ミラーレス一眼。雨天では防水カメラに切り替えます。
 マラソンで走りながら撮影チャンスを切り取るには、フォーカス・タイムが重要です。一眼レフカメラが一番速いので主機になります。ミラーレスやコンパクトカメラはピント合わせに時間がかかることから、シャッターチャンスを先読みすることが大切です。一眼レフもバリアングル機能を使う場合は、フォーカスが遅くなることを知っておきましょう。
 撮影機が多種なので、時刻合わせ、電池の充電、記録メディアの整理に多くの時間をとられます。
 スタート時の撮影につかう脚立、MTB(自転車)を車に積んで準備完了。
【雨天時の撮影】 
 雨模様の天気の場合は、準備・撮影とも作業が増えます。一眼レフカメラを防水ケースに組み込みます。雨合羽は大き目のものを着用します。カメラを上着の内側に収めるスペースを確保するためです。撮影ヶ所も絞り込んでおくことが重要です。
 脚立の配置、MTB(自転車)の組み立てなど準備にも手間取ります。
 大雨の場合は、防水カメラに切り替えます。自転車が使えない場合は、走り専門で撮影する予定です。
【撮影後の編集作業がなければ。。こんな楽しいことはない。】
 撮影そのものは、私にとって一番楽しい時間です。顔馴染の皆さんを応援しながら、頭の中でイメージしてあるストーリーに従って、被写体を求めていく作業です。スポーツ写真だからといって連写機能は使いません。一発必中が基本です。撮影しそこなったらそれまでですが、この緊張感が面白いのです。
 今大会の撮影枚数は650枚。それを全部掲載するには、WEBサーバーの容量を大きく確保しなければなりません。当会のメイン行事の写真集、そして参加者の皆さんの笑顔は、写真サイズを大きくし、枚数もできるだけ沢山掲載したい。こうした制約と編集長の思いを勘案しながら構想を練ります。
 この作業がツライのは、眼が疲れること。老眼もあり、大きなモニターを使用していますが、年々、集中力が落ちてきています。作業が捗らないのがその証拠です。撮影枚数を減らせば一挙に解決するのですが。
【スライドショーで写真を大型化しました】
 2010年大会の写真集からスライドショー形式で掲載します。
 スライドショー用の写真集は1920×1080ピクセルのハイビジョン画面サイズで制作します。これを大画面のテレビで鑑賞すると、細部もくっきり、迫力も出て結構楽しめます。会の行事などで映写利用します。
 WEB版は、今回、720×405ピクセルとしました。
 制作・加工する枚数が多いので、編集したものから順次掲載していきます。
【工夫しながら続けたい】
 顔馴染の参加者のAさんから、撮影は今年でお仕舞いですかと訊ねられました。誰かからそのような話を聞いたとのこと。いつまでも元気な撮影スタイルを続けれないことは分かっていますが、後任がでてこないのでは、体力に応じて対応していくしかありません。マラソンに挑戦する会で、ランナーの皆さんを応援しながら撮影する楽しみがあるから、ランニング練習をしているといっても良いくらいです。
 勤労者体育協会の能登島ロードレースも競技役員としてコース監察・写真を担当して10年が経過しました。7月、30℃の気温の中、ハーフマラソンの部をMTBで並走しながら撮影します。途中、ランナーの様子を見守りながら応援、故障者などが出ると対応することもあります。起伏のあるコースなので体力勝負のところもあります。常連の皆さんと交流できるのが一番の楽しみなのはマラソンに挑戦する会と同じです。事務局長のNさんが担当を続けている限りお手伝いしようと思っています。同年齢なので、どちらの体力が持つか、楽しみでもあります。
=取材ランにそなえた走力練習グラフ(2014年夏季)と大会撮影のタイムテーブル=
夏季は、マラソンのシーズンオフ。練習量は落とすが、20kmを走れるよう練習する。
2009年秋の体調不良で入院するまで、4時間の走力を維持し、撮影ランニングをしていました。その後、ランの一部をMTBを利用するようになりました。今回は、全てMTB利用でした。
【写真集】マラソンに挑戦する会2014

編集長の撮影テク
【写真の読み方】写真集をより楽しむために。
 スポーツや読書・映画・音楽・旅行。。。沢山の趣味にそれぞれの世界があります。
 若い頃読んだ本や、見た映画。同じ旅行先に行っても、年齢を重ねることで感じるものが違ってきていることに気付きます。経験の積み重ねで、読み方・楽しみ方が深くなっています。
 ここでは、写真を読み方について、考えてみましょう。
 ・経験を積む=付け加えて楽しむ質と量が蓄積される。
 ・読む=写真を見て分ることに、自分で考えたことを付け加える。
 ・みる=見る・観る・診る・看る・視る。観察・監察。鑑賞・観賞・感傷。
 ・見て分ったことを基に考える。
 ・経験から読む=経験を基に考える
 ・過去・未来を読む=その場面の過去や未来を考える
 ・見えないことを読む
 こうした読み方を深めることで、撮影や作品制作に自分流の視点や技術が磨かれてきます。これが写真に必要な感性と考えています。その人の人生の表現でもあります。

【フィルムカメラからデジタルカメラへ。写真との長い付き合いです。】
 現在の撮影スタイルの参考にと、撮影機材や作品制作の経歴をたどってみました。青年期〜壮年期とそれなりに熱中していたことが分ります。58歳からのマラソン挑戦【ホノルルマラソンの撮影ラン】で、思わぬ形で老後の趣味として再燃したようです。
【フィルムカメラ】 走快:マラソン写真集=事始め=登山とカメラ(1970年代)
【デジタルカメラ】 走快:マラソン写真集=2010〜2020年=金沢市民マラソン〜金沢マラソン

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走快:マラソン写真集=事始め=登山とカメラ(1970年代) 編集長の走り撮り写真集をお楽しみください。
登山と写真に熱中しました。 編集長のマラソン講座
掲載写真について 制作:2012/10・更新2023/06

1970年代=登山と写真に熱中登山写真(撮る人・撮らない人)撮影機材と作品制作
この項の本稿は、マラソン写真集=事始め=登山とカメラ(1970年代)

1970年代=登山と写真に熱中
編集長の1970年代の趣味=登山と写真に熱中しました。
 就職し、小遣いを趣味にあてる余裕ができるように。通勤時間は読書タイム、長編歴史小説を沢山読みました。リラックスタイムは音楽鑑賞。クラシック・レコードを毎月1枚購入、オーディオ装置を順次整備していきます。スポーツはスキー。写真は、兄から借りていたハーフカメラから卒業、一眼レフカメラを購入。撮影は仕事関連とレジャーの記録。交換レンズも増やしていきます。
 1970年に入って登山が趣味の中心になります。読書は山岳小説や気象関連など。岳人・山と渓谷などの雑誌で登山技術に必要な情報を蓄積します。雑誌や写真集に掲載される山岳写真に啓発されてか、自らのカメラで撮ってみたいという気持ちに。北アルプス・南アルプス・八ヶ岳を中心に登ります。正月・5月・夏季の連休を使っての登山が中心ですが、仕事の合い間をぬって土日を挟んだ休暇では単独行も。
主な山行記録=3000m峰の全座踏破

登山写真(撮る人・撮らない人)
カメラを持つ人・持たない人
 編集長の楽しみの一つが山岳写真。20代の半ば、北アルプス槍・穂高連峰のパノラマを撮影してから熱が入るようになった。主に北アルプス・南アルプス・八ヶ岳を繰り返し楽しみ、3000m峰のほとんどを踏んだ。(2003年残りの2峰を踏む)
 登山技術と撮影技術は独学だ。山岳小説や山岳写真集を沢山読んだ。地形や気象の知識を深め、天気図の練習もした。
 カメラを3台。交換レンズ・三脚・フィルム20本。故障時に備え暗箱(布製)など。撮影機材だけで10kg。テント・寝袋や食事の道具を加えると25kを簡単に越してしまう。日頃の体力つくりも必要だ。
 フィルムはエクタクローム・コダクローム・白黒は超微粒子もの。カラー現像は東洋現像所へ。白黒は自ら現像し作品を仕上げる。凝りだすときりがなくなる。
 重い荷物を背負っての山行。朝夕は大自然のスペクタル・タイム。食事時間をずらして撮影。狙う山容には、雲の通過するのを待つ。ご苦労様を絵に描いたようだ。こうした撮影にいつのまにか適応している自分がいる。
 百名山で有名な深田久弥の本も愛読している。登山と写真撮影について記述しているものがある。このページを読むと、撮影スタイルは自分の姿そのもの。それをみごとに揶揄してくれている。※収録画像参照
 私は、少しも反論するつもりはない。久弥の気持ちもよく分かる。揶揄される自分を楽しむゆとりもできている。

撮影機材=1970年代
撮影機材=若い頃の登山に使用したフィルムカメラ
ペンタックス_SP マミヤ_C220
登山に携行するカメラは3台
 カメラはできるだけ軽量な機種から選択する。35mmフィルム用はアサヒペンタックスSPを2台、中判フィルム用はマミヤC220を購入した。それぞれに、カラーネガ・カラーポジ(リバーサル)・白黒ネガのフィルムを割り当てる。
 カメラを3台。交換レンズ・三脚・フィルム20本。故障時に備え暗箱(布製)など。撮影機材だけで10kg。テント・寝袋や食事の道具を加えると25kを簡単に越してしまう。日頃の体力つくりも必要だ。
 フィルムはエクタクローム・コダクローム・白黒は超微粒子もの。カラー現像は東洋現像所へ。白黒は自ら現像し作品を仕上げる。凝りだすときりがなくなる。
自宅暗室で作品制作
 会社の独身寮は和室で、小さな流し付き。窓には雨戸があり、これを使えば暗室になった。機材をそろえたり、印画紙や薬品などの購入に写真材料の卸店と懇意になる。作品のパネルはべニア板を貼った木枠を使う。写真材料店で大型サイズを注文できる。
 全紙以上の作品は、引き伸ばし機を壁に向け、印画紙を貼った製図版に投影する。ピント合わせは独りでできない。同僚に作業補助を頼み、フォーカススコープで画像の粒子がくっきりするようピントを合わせる。露光時間も長くなるので振動は禁物だ。薬液のバットは全紙用を使うが、現像液用バットは作品サイズに合わせ照明器具用のアクリルパネルを代用する。水洗いは浴室でおこなう。
作品制作を通して、撮影技術・感性を磨く。
 写真撮影の醍醐味は、シャッターチャンスをとらえ、構図を定め的確に切り取ること。その技術は、作品を鑑る目を養うことが不可欠だ。それを自らの作品制作の過程で習得していく。
 撮影したフィルムから、いろいろトリミングを工夫して構図の妙を試行しながら作品を仕上げます。なかなか納得のいく作品になりません。これはというものは、撮影時にシッカリと撮っているものです。こうした作業は撮影技術を磨く上で重要なプロセスと考えています。
写真クラブで撮影会を楽しむ。
 山岳写真を撮るようになって、会社の写真クラブに入会。モデル撮影や撮影旅行を楽しみます。クラブは全日本写真連盟に所属し、作品展に応募します。最初の応募作品がカラーフェアで入選し、銀座のフォトサロンで展示されました。仲間からはビギナーズラックだと冷やかされます。この写真は目の前で推移する風景のなかで、これはシャッターチャンスだと感じ、即座に構図を決めてシャッターを押したものです。作品制作では発色の調整などもアドバイスを受けながら仕上げました。

フィルムカメラからデジタルカメラへ
 58歳からのマラソン挑戦で、持久力が復活してきた。この年の7月に3000m峰の最後の2座を登った。上高地から前穂高岳へ8時間で往復。翌週は富士山。佐藤小屋(五合目)から頂上へ、お鉢巡りして下山を7時間。いずれも頂上部ではガス(霧)が多くて写真はものにならなかったが、登山熱を復活させる機会となった。この頃まではフィルムカメラの時代だ。
 最初のホノルルマラソンでは、フィルムカメラを携帯して大会を撮影。大会の楽しさを体感し、撮影意欲が高まる。翌年はデジタルカメラで2回目のホノルルマラソンを楽しむ。
 フィルム・カメラの時代は、撮影目的に絞ってフィルムを消化する。フィルムを20本持参しても、現地までの途中経過は撮影対象とならない。途中の景色は記憶の中で薄れていく。フィルムによってカメラを3台用意していた。カラーはネガとリバーサル、白黒フィルム。それぞれにカメラを振り分ける。
 デジタル・カメラは撮影枚数の制限を外して(?)くれた。データ保存のメモリーカードの容量と予備電池を確保すれば良い。カメラ本体の重量も大幅に軽量化できた。多くの交換レンズも不要、標準ズームと望遠ズームレンズの2組みあれば十分だ。
 登山でもマラソン大会でも、一眼レフカメラとコンパクトカメラを組み合わせて準備する。故障時対応もあるが、コンパクトはメモ用で途中経過の撮影に使用。主体撮影は一眼レフカメラ。操作性は一眼レフカメラが一番だ。
 沿道から撮影する場合は一眼レフカメラ2台に、標準ズームと望遠ズームをつける。移動が頻繁な場合は、標準ズームレンズの一眼レフカメラと、望遠ズームのあるコンパクトカメラを併用する。いずれも、すぐ切り替えできるように首からぶら下げている。

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