編集長のお薦めランニングコース
山岳マラソンの練習にトライしました

編集長のランニングライフ雑記帳

医王山まで走ってみよう

記事掲載:2006/10

山側環状線:野田トンネルの上から眺める医王山
戸室山の登山路 20kmランの練習には長坂〜寺町1〜笠舞3経由で上辰巳まで走ることが多い。金沢百万石ロードレースで使われているコースで、大会の12km折り返し地点を通過して鷹の巣トンネルの手前でちょうど10kmです。ここは8kmで標高差100mの上りが走力を高めてくれます。
 2006年10月に宝達山マラソン(往復20kmで標高差550m)の参加を決めたことで500m位の標高差を走りたいと考えました。宝達山まで練習に行くには時間が取れません。
 そこでいつも眺めている医王山までのコースを調べて見ました。自宅からキゴ山スキー場までが11kmで400m上ることが分かりました。さらに夕霧峠まででは17.3kmで790mの登りです。
 スキー場から戸室山(547m)とキゴ山(546m)に登る道があります。戸室山は徒歩で上り40分下り30分、このコースを使えば標高差500mが取れます。400段の階段も試したくなります。
2006年9月、見上峠まで走ってみました。
2006/10_宝達山マラソン
 宝達山マラソンの練習も兼ねた、10月9日健康ランニング大会(3時間走=目標30km)前の距離練習です。
 9月末の夕方、戸室山まで走る予定でスタート。山側環状線ができて田上までのアクセスが楽になりました。歩道も広くて気持ちよく走れます。このコースの特徴は上りの緩急にメリハリがあることです。最初の急登を過ぎるとしばらく緩やかな坂になります。スキー場までの急坂を上れば見上峠までまた緩やかになります。高齢者の練習には良さそうです。
 俵町を過ぎると医王山小学校の集団下校中の生徒達が『ガンバッテ』と応援してくれます。
 スキー場駐車場前(ふれあいの里前バス停)の食堂横に給水が用意されています。ここで水を飲み、ドリンクパックにも補給します。戸室山への登山口はこの食堂の左横です。ここから山道を頂上へ、下りは医王山寺の階段を通ってスキー場前バス停に出るコースです。これで標高差500mとなります。
 初めての登山路ですが、走り始めてビックリ。うっそうとした草で覆われています。草の葉で脚に切り傷ができます。案内書で読んだ藪蝦の襲撃に注意などの記憶もよぎります。途中で蛇も2匹見ています。ランパンにランシャツ姿では危険が多すぎます。途中で引き返すことにしました。
 予定変更です。反対側のキゴ山に登るか、下りに予定していた医王山寺の石段側を往復する方法もありますが、日没までの時間も残り少ないことから、見上峠まで行くことにしました。
 距離を短くした分、自宅周辺の安全なコースで追加走し、27km。標高差400m。
急坂の下りにテクニックが必要です。
 このコースで試したかったのは、下りの走り方です。腰高のフォームで走る練習をしています。下りで試してみました。ストライドも広がるので、かなりの衝撃を感じます。
 翌日から股関節(腰の脚の付け根の関節部)が痛くなり始めます。なかなか治りません。走り始めて6年目に経験した大トラブルです。
 健康ランニング大会で天野会長にこの症状を話したら、老化でこうしたショックにも対応力がなくなっているとのことです。
着地衝撃力を緩和する走り方を工夫しよう。
 私の趣味の1つに登山があります。私の下山スピードは結構速いほうです。荷物を背負って、脚にかかる加重も大きくなっています。膝のバネを使って着地衝撃力を吸収するようにしています。
 グラフは段差30cm(普通の階段より高い)を使った着地衝撃実験のデータです。スピードを上げた時の衝撃が大きくなっている様子をみることができます。体重の4〜5倍の大きさです。
 ヒントは段差を半分にした時のグラフにあります。ランニングでは歩幅を短くし、膝のバネをうまく使う走り方が要求されます。歩幅(ストライド)を狭めながらスピードを確保するには脚の運び(ピッチ)を上げるしかありません。こうなると慣性モーメントから考えて、脚の太さ(重さ)は致命的です。カモシカのような脚が有利なことはいうまでもありません。私のような、登山型の太いのは長時間のこうした走りには向いていないことが分かります。短い分、回転し易いかも?
いつもの練習コースで試して見ました。
 寺町1丁目から犀川に下りる坂が2つあります。下菊橋と上菊橋に下る坂です。距離は短いけれど傾斜は十分です。
 私の試そうとしているやり方は、平地での腰高の姿勢(お腹を前に出して重心が前にある)から、お腹を少し引いた感じで重心を後ろ寄りに移動させて、腰にかかる衝撃を膝で緩らげやすい姿勢をつくり、歩幅を短くしてピッチを増やす走り方です。ピッチを増やすことは、脚の動きを速くしなければなりません。あまりにも脚の回転が速くなるのにビックリです。スピードを抑えても、この走りをどこまで持続できるかが鍵です。
宝達マラソンの会場で情報収集
 ベテランはどう走っているのでしょう。大会当日、会場でMさん(今回、女子2部優勝)に急坂の下り方を聞きました。彼女も苦手なようです。
 私の試そうとしているやり方については、脚の前が痛くなるとアドバイスしてくれました。

熊の出没が頻繁になっています。注意が必要です
 このランニングから2〜3日後、このコース周辺で熊が出没し、男性が襲われました。それも頻繁で、太陽ケ丘の近くでも見かけられるという異常事態です。このコースはランニング中も車両の通過がわずかでした。自転車の練習をしている1人とすれ違いました。自転車なら、遭遇してもかなりのスピードで逃げれるから大丈夫かもしれません。
【熊情報と対策】ツキノワグマによる人身被害防止のために(石川県のWEBサイトです)

【関連ページ】宝達山マラソンでの実走記録→ 宝達山マラソン2006写真集
宝達山マラソン:コース図
金沢百万石RRのコース図→ 金沢百万石ロードレース:コース図
お気に入りの練習コース→ 犀川河川敷コース

坂道の走り方について調べました

記事追記:2006/10

 宝達マラソンを終えて、手持ちの資料を調べました。経験や課題の持ち方によって同じ本を読んでも受け取り方や理解の深さが違います。夏から秋の練習で変なクセを付けていないか、解説本を流し読みします。
 下りの走り方については、ランニングの基本トレーニング本に記述がありました。 クロスカントリー走の項です。
 ここでは走りのネバリをつける目的でクロスカントリー走を勧めています。ゆっくりから始めてスピードを上げていく練習を紹介しています。解説は納得できるものですが、実際に習得するには練習量が必要です。

編集長のお薦めコース 編集長のお薦めランニングコース=目次=
金沢中央走ろう会練習コース 金沢中央公園と自由ランニングコース
百万石城下町コース 中央公園から金沢城と兼六園とその周辺
犀川上流コース 中央公園から犀川大橋〜雪見橋
卯辰山コース 中央公園から卯辰山の菖蒲園〜展望台
奥卯辰山健民公園 芝生公園でクロスカントリー走(奥卯辰山サマーラン)
初詣コース 初詣社寺詣でランニング(金沢市内10社寺)
初詣社寺詣でランニング(白山比盗_
山岳マラソンの練習 山岳マラソンの練習:医王山まで走ってみよう
ゴルフ場でクロスカントリー走 ゴルフのプレイ後、ランニングを楽しむ・他のスポーツも
編集長の練習コース(犀川) 編集長の練習コース詳細(犀川コース)
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